カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

雨天・夜間の装備についての反省点や考察など色々

今回キャノンボールランに参加してみて、長時間夜間の雨の中のトレイルを走る、というのは初めての経験でした。

夜間を長時間行動した事はそこそこあります。

雨天のトレイルを長時間走る、というのもたくさん経験があります。

以前走った志賀高原エクストリームトレイルでは台風通過直後の大雨の中走ったし。

しかし雨の夜のトレイルを長時間走る、というのは思えば初めてだった。

まあそりゃそうか。一人なら絶対に走らないし。

そこで色々と考えるところがあったので、整理のためにここに書き残したいと思います。

ただ、あくまでも私はなんでもないただのオッサンでしかないので、書いたことも過剰に信じないでほしいし、参考程度に止めておいてほしいと思います。

これからトレランのレースに参加したい、という方向けかも?

 

暗さについての対応と装備の反省点と考察

今回、ヘッデンはペツルのtikkaを初めてレースに連れていったわけですが、これが良くなかった。

ペツルのtikkaは、300LMで2時間、100LMで9時間もつというスペック。

事前に使わなかったのが悪いんだけど、光量がかなり速いで落ち始める。

それはまあ良いんだけど、レースだと周りに明るいヘッドライトがたくさんあるので、弱いライトで走るのはなかなかに集中力が必要でした。

下りは当然そんな光量では走れないので1000LMのハンドライトでがっつり照らしながら走ったのですが、これは良かった。

使ったのは例の1000円ライトですが、下りをトバすパートって時間的にはそんなには無いので、朝まで十分持ちました。

 

 

この記事のライトの事です。

正直頼りになった。

 

また、白色だけのライトだと、雨の中で使い物にならなくなるので、次回はヘッドライトかハンドライト、どちらかはオレンジ系に光るものを準備しようと思います。

あと、人のヘッドライトを頼って走るヘッドライト乞食もなかなか良いかもしれない(良くない)。

前方を走っていたハダさんの使ってたライトが暖色系で超具合が良かったので、あれは良い。多分マイルストーンかな?


 

次回、もし夜の雨に走る事があれば

  • ヘッドライトは朝まで100LMを維持できるライトを探す(出来ればUSB充電したい)
  • オレンジ系の光に変えられるもの(フィルターでも何でも可)
  • ハンドライトはこの貧乏ライトがマジ使えるのでこれで

こんな感じで行こうと思います。オレンジ系の光を用意できなかったらハンドライトのレンズを塗るwwww

この値段なら全然問題ない、もったいなくないし。

 

ただ、レース以外ならもっと暗いライトでも良いんですよね。

他の選手のライトの光が無ければ、目が慣れてくるので、一人で山に入るなら30LMとかでも普通に行けると思う、走れるかどうか、と言われたら難しいですが。

雨と濡れと寒さへの対応と反省点・考察

手の濡れに関しては、いつも言っていますけどニトリルグローブがオススメ。

 

 これがあるだけで暖かいし軽いしで、非常用にも最適。

私は山行には必ず持っていきます。最悪水を入れる袋にもなるし。

蒸れが気になると思いますが、真夏でもない限り、さほどふやけたりはしません。

普段の仕事でも使っていて、累計3000時間は使っている私が言うので間違いないです。

といっても私は私の事しか分からないので、保証はできませんがw

どうも「湿度+温度」があると、ふやけたり皮がめくれやすくなったりする気がする。

ただ私は濡れてもぜんぜん行ける寒さだったので、早々に外しました。

ん?なんでレイングローブを持っていかないかって???

無くすからです!

無くします。多分、山で落とす率ナンバーワンがグローブです。

トレランレースなんて絶対に落とす自信があります。

レイングローブって3,4千円くらいはするんですよね、絶対に落としたくないし、意外と収納スペースも食うし。

・・・まあスマホ落とすよりマシか(トホホ)。

 

上半身の装備は、ミレーのドライナミックメッシュ、速乾Tシャツ、ゴアテックスシェイクドライで行きました。

シェイクドライ、やっぱり最高だと思う。

 

蒸れにくいのには過剰な期待を持たない方が良いのですが、肌に貼りつかないのが良い。なんとなくサラッとしているものそうですが、若干コシがあるので、貼りつきにくい気がする。

ただし、強風で風に吹かれるとやっぱり普通のゴアテックスの2.5Lとかのレインよりも寒いです。

注意点は、他のゴアテックスとは違い、ものによっては止水ジッパーでは無いこと。蓋はあってもジッパーから浸水することがあります。

また、縫製箇所が弱い。使っているうちに、少し広がっている個所とか気になっちゃいます。

 

速乾Tシャツはまあ、ある程度からはどれも一緒だと思います。
冷たさを感じない気がする、着心地が良い、汗をかいても匂いがあまりしない、という点でパタゴニアのキャプリーンが使い勝手は良いとは思うのですが。

機能的には薄めの速乾Tならどれも大差はないかな。

ドライナミックメッシュは超良い。

寒い日は必須です。

メーカーの想定は、夏の汗冷え防止だった気がするんですが、冬や雨のさにこそ真価を発揮する。Tシャツがびしょびしょでも肌はサラサラ、なんてありえない事をやってくれます、そう、ドライナミックメッシュならね。

 

 以前も書いたけど、これは夏以外は本当に使えます。

 

 

下半身はスタートは速乾撥水の短パン、パタゴニアのウェーブフェアラーというボードショーツ兼短パンのみ。

大昔に書きましたが、ウェーブフェアラーの街着兼用タイプは

  • ゴミを入れたりするのに最適な大きなポケットやジッパー付きポケット、鍵を付けられるループがあって使い勝手最高
  • 撥水速乾性は高くてすぐ乾く
  • 生地が軽いのに厚めで濡れても寒さを感じにくい
  • 街でもぜんぜん履けるシルエット

と、途轍もなく良いのにトレランワールドでは人気無いです。

しかしこいつのお陰でキャノンボールラン・SORROWの部を、冷たい視線を浴びることなく走りきれたと思う。

ただ、人気が不安定で、パタゴニアも出す年と出さない年があるので、今年のラインナップが心配です・・。

 

 

 

足にはワセリンを塗りたくってスタートです。

 これも以前書いたか、成長してないなw

でもまあ、他のつよつよランナーの方々も足をテッカテカにさせてたので、やっぱり良いんですよ、コレ。

 雨をはじくし、暖かいし。

 

最初からレインパンツを履いてしまうと、汗をかいて結露して内部が濡れてしまったら停滞したときやケガで万が一・・という時に拭いてから履くのがキツいんですよね。

だから、なるべく最後の一手に取っておきたいんです。

 

低体温で死にそうになる前に乾いたレインと防寒具を着て保温モードに切り替えれば、生きて帰れますから。

これが濡れているとキツい。

あと、そういう時の為にマイクロファイバータオルはホントオススメです。

どれだけ濡れても水分を拭けるものがある、という安心感は絶対に良いです。

 

靴下もメリノにしたので、濡れても足も暖か。

 

だから防水の失敗はなかったかな。

 

そうそう、頭はゴアテックスのハットにしましたが、快適でした。

フードは蒸れますから。特にメガネの人は視界が曇る事もなくなるので、ハットはオススメです。

 

ただ、横殴りの雨だと意味がないし、走ってると顔は濡れるので、首元から雨が入っていかない対策はやはり必要です。


防寒具アレコレ

今回は防寒具としてキャプリーンTを着替え兼用で持って行っただけです。

気温はさほどでもない、低体温になるとしたら濡れからなので、乾いたTシャツ、というのは正解でした。

折り返し地点でレース終了後(あくまでもリタイアとは呼ばないタイプ)、全身をタオルで拭いて、すぐに着替えたので体も冷えず。

 

雨の日の防寒は水対策、濡れ対策!に尽きると思います。

 

悪路走行時の靴などの工夫など

長くなったな・・。ここまで多分誰も読んでいないと思うので好き勝手書こう。

アシックス最高!

今回、ゲルフジトラブーコプロで行きましたが、濡れた場所はアシックスグリップ最高です。

全然滑らない。

 

 

 以前もレビューしましたが、本当に良い。

 

ただ、グリップ良すぎて、トレイルを足を滑らせながら走るのが好きな人は、最初捻挫するかも。

私もそうでした・・・。

 

ザザーッ、ザッ、ザザーッ!ってしないとトレイルじゃねえ!みたいな人は足を捻るw

あとトレイルランナー、レースに汚いシューズ持ってき過ぎwwwww

ロードのレースとは真逆な感じですが好きです。

戦場には使い慣れた得物をうんぬんかんぬん、みたいな感じw

 

あと、ゴアテックスのシューズの人は少なかったですね。

ゴアテックスのシューズでも、ずっと雨だと足を伝って水は入ってきちゃうんですよね。

だから水抜けが良い方がいいのかも。

 

というか、関西のトレイルランナー、装備が独特。

見ていて飽きない。

細かく言うと悪口ととらえられる可能性があるので言いませんが、上から下まで絵にかいたようなトレイルランナー、みたいな人が少ないですね!

私は好きな感じ。大好きな感じです。

 

というか、西宮から三宮行きの電車に乗った時、女の子がセレブっぽい女性に乗り換えの方法を聞いていたんですね。

若い子「すいません、〇〇へ行きたいんですけどこっちであってますか?」

セレブ「はい、行けますよ。三宮で乗り換えですね」

若い子「ありがとうございました」

という会話があって。

それぞれの場所に戻っていったんですが、数十秒後セレブが若い子のところに戻って行って「私もそっちの方面に用事があるから、一緒に行きましょう!」と言ってました。

それを見て大好きになりました、神戸。

素敵な街だな、と。

私の友人でも神戸出身の女性がいるんですが、その人もそんな感じ。

あと、レース中。両肩を揺らしたオッサンが寄ってきて「なあ!なあ。イベントでやってんのコレ?そうなん?ご苦労さん。」と声を掛けられましたが、アレは関西以外だったら完全に危険な人の雰囲気でした。

私の友人でも神戸出身の男性がいるんですが、その人もそんな感じ。

 

しかし神戸、好きになりました。

ただそのあと、スマホが壊れ。駅名で騙され。神戸、ホント嫌いになりました。

 

長いなこの記事。多分誰もここまで読んでないだろ。

とにかく私にはライトに関する知見が足りていないな・・・と反省。

色々と使っていこうと思いました。

おしまい!