カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

ミレーのドライナミックメッシュレビュー 実際に登山やランニングに使ってみた感想。

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2年間ミレーのドライナミックメッシュを使ってきました

発売以来、話題のミレーのドライナミックメッシュ。

先月、やっとゲットして、マラソン練習、トレランなどに使用してきました。

(※2019年に上げた記事ですが、その後2年間使ってきた感想を交えて再編集しています)

 

登山やトレラン、ランニングや普段使いに、色々と使ってきましたので、レビューしたいと思います。

 

ドライナミックメッシュの商品展開

ドライナミックメッシュの種類もかなり増え、今では上はノースリーブ、ショートスリーブ、ロングスリーブとあります。

下もタイツとボクサーがあり、様々な需要に答えられる様になりました。

どれを勝ったら良いか・・・?ですが、発汗量が多いのは体の中心部で、更に保温したいのも同じく身体の中心ですから、上はショートスリーブかノースリーブ、下はメッシュボクサーで良いのでは?と思います。

ではロングスリーブやタイツは使えないの?と思われるかもしれませんが、冬季の雪山なんかで、ベースレイヤーにメリノを着る様なシーンだと、下にドライナミックメッシュを着る事で結構暖かくなるのに、汗をかいてもすぐに吸ってくれてかなり快適になるので、タイツとロングスリーブをベースレイヤーに着る様な寒さの場合、やはりドライナミックメッシュも同じくタイツとロングスリーブの方がより快適だと思います。

 

ランニングでの使用感

スピードトレーニングから、ジョギングまで色々とクソ暑い中、使ってみました。

まず、皆さんと同じように、ドライナミックメッシュのみで走ってみることに。

私は恥ずかしがり屋なので、さすがに一目のつかない場所で、ごく早朝に走ってみました。

 

すると、超爽快!です。

まるで上半身裸で走っているようです。

下半身もドライナミックメッシュのみで走れば、相当に快適なランニングが出来ます。

 

見た目もかなりイケてますし、
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普段走るには、かなりオススメです。

 

ただ、私はちょっとだけ恥ずかしがり屋なので、この格好では外を走るのは辛いな、と思いました。

ですから公式サイトを参考にして、速乾コンプレッションシャツを上に着て走ってみました。

試してみたのは、UA、NIKE,adidas、パタゴニアの速乾、冷感系のものです。

 

結果として、どれも似たようなものでした。

それは

暑い

 

 

汗をすぐに吸い上げてくれるので、ベタ付いた感じはなく、常にドライに保ってくれます。

だからなのか、風が当たっても体を冷やしてくれず、いつまでも暑い。

暑いから汗が出続ける。それで消耗する。

まったくオススメ出来ません。

これがドライ・クール系コンプレッションシャツのみだと、全体がビショビショになった時点から、気化熱で冷え始めます。

私は夏は予めシャツを濡らしておいてからスタートしますが、最高に快適です。

このドライ・クール系シャツの良いところを完全に消してしまうので、正直言って使う意味がないです。

 

しかも、私は2時間程度のランニングに使うと、網の間の肌が露出している場所が赤くなります。

どうも塩分がそこにだけ残って、濃度が高まり、アレルギー反応が出る様です。

 

そういう事で、ランニングには私は使えないな、と思いました。

ただ、一つだけ使えるケースがありまして。

それは、寒い雨の中を走る時です。

六甲キャノンボールランでも使用しましたが、コイツのお陰で寒さを感じずにいられました。

身体の水分を常に吸い取ってくれるので、気化熱で体の熱を奪われる事の影響が出にくいんですね、きっと。

登山での使用感

走らない登山でも使ってきましたので、その使用感をご紹介したいと思います。

ultratrail.hatenablog.com

 これも公式に推奨されている通り、ドライナミックメッシュ+速乾シャツの組み合わせで着用しました。

二日間合計で、洗濯せずに14時間くらい着用しました。

 

その間、なんと、ずーーーーっとドライです。

今回はペースが遅く、トレラン時ほど体温は上がらないので、このドライな状態が続くのはとても快適でした。

稜線に出て風が当たっても、汗冷えもしません!

なぜか臭くもならない。

ランニングの時の様に、肌が痛くなったり痒くなったりもしたない。

 

これは運動量がランニングほどではない、通常の登山なら、一年中着けていたいな、と思いました。

 

雪山でも使用しましたが、これは正直、手放せないな、と思いました。

汗冷えの心配がかなり減少するし、暖かさも増すし、その割には重量も動きやすさもほぼ変わらない。

暖かさ、と言いましたが、動いたときに不快になる事は少なく、風に吹かれたときなんかに、やはり服の間に空間が出来るからか、寒くならないんですね。これは本当にありがたいです。

 

サイズ感と耐久性

サイズ感は一般的な洋服と変わりません。コンプレッションウェアの様にキツキツで着る必要もなく、またかなりストレッチしますから、迷ったら小さ目。それ以外は表記通りで構わないと思います。

ただ、ジャストサイズでもやはり着ているうち、洗濯を繰り返すうちに多少伸びてくること。あとは小さ目だとアミアミの跡が着用後も残り、肌が弱い人だと少し肌が荒れる(私がそうでした)事も考えて、ジャストサイズか小さ目を選べばよいと思います。

 

耐久性は低いです。

5回洗濯しただけで、生地が少し解れて来ました。

これは残念。

ただ、それ以降はさほどダメージも無く、着られています。ファイントラックのメッシュインナーと比べると、かなりもつ感じです。

それに、あちらと違って、全然撥水性が落ちません。サラサラ感はいまだにかなりある。

 

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あとは、これを下に着ると、少し体型が良く見えるので、人によっては大きなメリットかも知れません。

 

ドライナミックメッシュのオススメ度

登山をやる人なら、メッシュインナーを持っていない人は間違いなく買って損はしません。他のを持っているのなら買い替えるほどではないと思います。

ただ、ランニングなどに使用したい方は、雨の中走る予定のない人以外にはオススメしません。

涼しくなるものではなく、寒くならない為のインナーです。