昨今のトレラン、登山、キャンプなどのアウトドアブームによって、アウトドアスポーツ・イベントを町おこしの一環としてとしてやっている自治体が多くなってました。
未だに女の子の捜索が行われている道志村をはじめ、野沢温泉、王滝村など、様々な村・町が豊富な自然を生かしたイベントやビジネス、施設を開発しています。
素晴らしいです。
ホント素晴らしい。
大体、成功している自治体は、一歩一歩、本当に少しずつ努力を積み重ねていったんだと思います。
それに比べて。
ゆるキャラ。
画像はイメージです(時津町のトッキー)
ご当地アイドル。
※画像はイメージです(フリー素材アイドルの川村友歌さん)
こんなものに頼るとは。
情けないぞ我が町よ。
我が町に限らず、何も考えていない自治体が、この二つに頼りがちです。
ゆるキャラにはご当地の名産とかをくっつけて。
ご当地アイドルの衣装には名産をくっつけて。
アホかと。
市町村のPRしたいんですよね??
狙う成果は移住者増加とか名産品の売り込みですよね???
ゆるキャラをみて移住者増加するの??
「うわー!かっわいい!移住しちゃお!」
とはならないだろ。
ご当地アイドル見て、
「うわ!あのお尻についている五平餅美味しそう!買っちゃお!」
とはならないだろう。
歴史ある街並みとか、温泉とか、山とか渓谷とか、だいたいどんな市町村にも魅力はあるわけですよ。
だからそれぞれ目指すブランディングの方向性も違うはずなんですよ。
なのに一律みんなゆるキャラ。
一体50万円+予備30万円。
所内の若い子がこき使われると。
大体かわいくないですしね、ゆるキャラ。
そして色々な祭りで、
「みなさーん、おまたせしました!〇〇ちゃんの登場です!小さいお子さんは握手してもいいですよー!」
だれも寄ってこない。
子供ドン引き。
市民ですら可愛いと思っていない。
外人さん苦笑い。
ゆるキャラで観光促進とか、宝くじあてるようなもんですよ。
くまもんとかは特別。
そのうちわとか、缶バッジとか、ホント無駄だから。税金の。
そのお金で旧街道の町屋の漆喰壁の補助金とかに回せ。
渓谷のPR動画でも作れ。
山頂の木を切り倒せ。
そもそも、今の市町村(わが町)のシステムだと、5年くらいで部署が変わっていく、ゼネラリストばかりを作る様になっているそうで、マーケティングのノウハウを継承していこうという気が全くない。
第一、何も分かりもしない酒太りした上役が、分かりもしない事に文句だけは一丁前につけてくるんですよね、古い組織は。教育もせず。
だから、その時々の担当者の才能に頼るしかない。
そして市内の印刷会社に不気味な印刷物を発注したりするし。
訳の分からん看板を建てたりするし。
あと、ご当地飯。
どこかの餃子とか、どこかの焼きそばとかに負けじと、地方の町が独自の丼ぶりとか麺類とかを、新たにアイデア募集して創作するんです。
もうその時点でダメな発想だと思うんですけど、更にだいたい、美味しくないんですよね。
当然です、突然誰かが適当に出したアイデアの、ぽっと出の洗練されていない食べものが美味しかったら、世界中の三ツ星シェフも怒ってミシュラン君をさらにひねってクロワッサンとして食卓に出しますよ?
地元の人間も食べないのに、観光客が食べて美味しいと思う訳ないもんね。
ウチの町も、抜群に美味い肉、素晴らしいトレイルの数々、歴史ある街並み、古刹、渓谷、清流、キャンプ場、菓子・・・などなど、上げたらきりがない程に魅力は有ります。
なのに、一押しがゆるキャラ、ご当地アイドル、微妙なご当地飯。
だから岐阜県は名古屋の植民地なんて言われるんだ。
まあそんな感じなので、岐阜県は大型SCと似たようなスーパーと工場とシャッター街しかなくなるのです。
とまあ文句は色々あるんですが、岐阜県の、北に山を抱えた市町村は、トレランのレースやMTBなどのレースをするのに最適な立地だと思うんです。
名古屋からの集客を見込めますし、それによって、今はまだ群雄割拠さえしていない、中部地方のトレランの聖地になれるんじゃないかと。
でもダメなんでしょうね。超保守的だから、岐阜県民は。
そういうあたりがダメだから、岐阜は名古屋の植民地なんて言われるんだ!!