カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

アマゾン一番人気のトレランポールをレビュー

普段の練習用のトレランポールを探していました

ここ最近、普段の練習用のトレランポールを探していました。

オンタケ100マイル用本番用の物は3Fulgearのものを買ったのは以前ご紹介しました。

しかし、普段の山に持っていく用、というか練習用のトレランポールとしては強度が心配。

よほど大丈夫なんですが、カーボンは見た目で全く劣化が分からないので、本番まで取っておきたかった・・本番以降はガンガン使うつもりですが。

という事で練習用のポールを探していたのですよ。

 

トレランポールの選び方

トレランポールをざっくり眺めていて、今軽量トレッキングポールはだいたい以下の様に分けれらると思います。

とにかく軽い人はコレ一択

とにかく軽い物が良くて、折り畳み出来なくてよい、という人はブラックダイヤモンドのディスタンスカーボン(無印)一択です。

 

1ペア190gを切る重量と高強度カーボン。ただし折りたためないのできっと邪魔です。

lekiにもヴァーティカルkという同様のモデルがあるのですが

LEKI(レキ) アウトドア トレイルランニングポール トレイルランニングポール ヴァーティカル K 1300397 ブラック(190) 120

ペアで230gあるうえに価格も高めなので、細かい箇所を気にする上級者以外はあまり選ぶメリットはなさそうです。

因みにlekiもブラックダイヤモンドもポールのパーツが個々で手に入るので、自分で修理しやすくて良さそう。thinkpad式ですね。

 

超軽量の折り畳み式

普通のトレイルランナーのレース用は超軽量の折り畳み式を選ぶ人が多いと思います。

主な人気商品は

です。ヘリテイジのはアルミで、テントのフレームと同じものを使用しているので、他の2つに比較すると強度で不安があります。

思うに、このレベルの軽さで作ろうと思うとすでにカーボン製の方が信頼が置けると思います。

というのも、ここまで軽く作るとアルミも曲がるだけじゃなくて折れるし、折れ方も派手になるようです。

補修用のポールを持っていって重量が嵩むのならもう一段階重くても丈夫なものにしておいた方が良い気がします。

もちろん、カーボンもパキる事があるのでガレ場なんかは不安です。

 

強度と軽さのバランスタイプ

自分が普段の山に使うならここがベストだと思っています。

容易に曲がらず、折れないがそこそこ軽い。

もちろん、トレラン装備の範囲内では、ですが、体重を掛けても安心な強度。

374gとここまで紹介したものの中では当然重たくなりますが、アルミポールはA7001かA7075のどちらかをつかっていて、まあだいたい同じような重量比強度なので、重い=強いとおもっていいと思います。

もちろんDACのアルミポールみたいにめちゃしなるとか破断しにくいとか色々ありますけどどうせ公開されない情報なので比較のしようがありません。

とまあ色々と探していましたが、どれも練習用には高い。

そして面倒くさい。

 

情報をいちいち集めるのも面倒になって来たので、安易にアマゾンで一番売れているトレランポールを即ポチで買っちゃいました。

ダメだったらすす払いか何かに改造します!

ということでアマゾン一番人気のトレランポールのレビューです!

 

アマゾンでベストセラーのAzarxisトレランポールのレビュー

スペック

シャフト(本体):7075アルミ合金

カーボングリップ:EVA

ストランプ:ポリエステル

石突:タングステンとコバルト合金

重量:153g(110cm)

 

日本語がところどころ怪しい。なんだよストランプって。

でも買ったらすぐに届きました。やっぱりアマゾン配送以外は頼みたくない。

発送元中国の商品は大きく明記してほしいよね。

早速開封。

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ちゃんと外袋も付いてくる。しかしダサい・・・。

写真じゃわからないと思いますけどめちゃくちゃ安っぽいです。

まあそれは期待していないから。

 

開封。

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はい、もうダサい。

わかってたけど何故3色!?なぜその色!!

特にヤバいのがこのストラップ。f:id:ultratrail:20230531193820j:image

昔のマックのネクタイかよ。

どういうデザインなんだよ。

で、このストラップは本当にダサイし安っぽいです。

 

重量、測ってみました。f:id:ultratrail:20230531193822j:image

いや公称より結構重い

まあいい。それでもペア324gは丁度よい重さ。

塗装は下地処理は雑ですが、アルマイト処理はわりとしっかりしたものがダサくされています。

 

組み立ては引っ張るだけ。3秒でできます。

逆に、折りたたむのはこのストッパーをポチっと押すだけ。

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めちゃくちゃ簡単・・・なんですけど、紐に引っ掛かりが有って強く引っ張らないと折りたためませんでした。

10回くらい使ううちに引っ掛かりは無くなりましたが。

あと110cmっていちいち書いてあるのがめちゃくちゃダサい。書いてある意味なに。

 

・・・ええと、折りたたんだあとに纏めるストラップ。


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これも短寿命っぽく見えます。予想ですが。こういうトゲトゲ系の面ファスナーはダメになるのが早い。

 

ゴムキャップは付いてこないですが、謎のシリコンキャップが付いてきます。

持ち運び用かな。
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実際に使った感想

良い点

  • 強度高い
  • 軽い
  • 使いやすい
  • めちゃくちゃ安い

強度は重量を考えるとかなり高いです。

体重を掛けて、68kgの体を浮かせても全然いけました。

そして総じて使いやすい。

悪い点

  • 圧倒的にダサい
  • 不良品が多そう
  • ゴムキャップついていない

モノは悪くないのですが、紐の結び目が適当だったりするので、これは絶対に不良品多いだろうな、という印象。

ただ、交換対応は素早くしてくれるみたいなのでそこは安心。

全く同じ品物が違うブランド・ショップから出されていたりしますが、その辺は見極めが必要です。

中華製品を買う時は

・交換対応がスムーズか

・発送はどこか

あたりは気になりますよね・・。

 

総論

重量なりに丈夫、値段なりの作り、だけど全てが普段のトレラン山行にはちょうどよいのでオススメ!と言いたいがダサい。

ホントに。

しかも目立つダサさだから気付かれそう。

また、30kgのザックを背負って・・・みたいなケースだと強度が足らないと思います。

人を背負う時に使うのも怖いかも。

まあでもトレラン用のトレッキングポールを試してみたい方にはオススメです。

 

そうそう、つい先日、トレランでのトレッキングポールの使い方が分からない、という方にオススメの動画が販売されています。

小さい身体ながら国内外のトレランレースで優勝・入賞を続ける日本の誇るトレラン界の女王・黒田清美選手がトレランポール(ストック)の使い方講習会を行った時の映像です。

特にポールの使えるレースでの強さには定評のある女王の講習なので、気になる方はチェックしてみて下さい。

通常1300円ですが、拡散に協力すると1000円になります。

note.com

黒田選手の主なレース歴

2022.10 LAKE BIWA100 3
2022.4 UTMF 8
2022.1 奈良石舞台100 2
2021.11 KAMI100 4
2021.9 安達太良50k 2
2020.10 KOUMI100 優勝
2019.12 golden100(香港) 3
2018.12 深圳100(中国)総合優勝
2017.12 The North Face 100(香港)4
2016.1 Ultra-Trail Tai Mo Shan(香港)2
2015.1 HURT100(ハワイ)3位

改めてよく見るとすっげーなあの人。

私も穴が開くほど見て、棒使いがもっと上手くなるように精進します!