カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

超軽量スリーピングマットの検討と超絶コスパ&最軽量級マットレビュー

 

OMM装備の反省と検討シリーズ⑨

結構良いもの持っていったつもり

OMMに私が持っていったスリーピングマット、恐らく誰も持っていないし、誰の眼中にも無いものです。

このブログには度々オススメとしてちらっと紹介してるんですが、なかなか浸透しない。

私的にはコスパも性能も最高クラスのスリーピングマットだと思っているんですが・・。

 

でね、思ったんですよ。

もしかして世間はずっと進歩していて、自分が時代遅れなだけなんじゃないか?、って。

 

ということでこれも再検討してみることにしました。

ulスリーピングマットへの要求仕様

重量

最も気になるのは重量です。やはり最低でも250gは切りたい。ウルトラライトなら最低限、これくらいの軽さはほしい。

というか200gは切らないと。軽さをウリにするなら。

 

収納性

さっき重量の事言いましたが、携帯性がめちゃくちゃ良いのなら重さは多少は目をつぶります!

クローズドセルマットの様に嵩張るものでも、軽ければ外付けでも重心に影響しないので、さほど気にしません。

 

R値

多分、ギアオタになると気にしちゃうのがR値。

私も家を建てるときとかもかなり気にしてましたし、家だとマジで気にしたほうが良いです。

しかし、スリーピングパッドとしてなら、厳冬期とかでなければあんまり気にする指標ではないと思います。

それよりも気密とか遮熱とかを気にしたほうが暖かくなれるはず。

それは家も一緒なんですが。

 

寝心地

コレは重要ですが、買ってみなけりゃ分かりません!

人にもよります。

私はエアマットのあのバインバイン感が苦手(寝られるけど)なんですが、アレが良いという人も多い。

むしろクローズドセルマットの方が苦手、という人は多いです。

でも私はクローズドセルマットが好き。雑に扱えるし。

 

フルサイズ

ウルトラライト界隈だと半身が普通なんでしょうが、私はやっぱりフルサイズが好きです。

そんなに重量も変わらないし、足元の断熱性が全く違いますし。

その分の保温性をシュラフで代替しようとしたらやっぱり重量は大して変わりません。

収納サイズが大きくはなりますが、それでもやっぱりフルサイズ。譲れません。

 

ウルトラライトスリーピングマットの候補

サーマレスト ネオエアーウーバーライト

  • 重量 250g
  • サイズ 51cm×183cm D6.4cm
  • 収納サイズ φ15cm×19cm
  • R値 2.3

 

はい、いきなり大本命。

エアマットで250gも驚異的ですが、しっかりと厚みも有る

そしてなにより、収納サイズ小さっ!

これにはエアマットアンチの私も惹かれます。

しかもコレ、バルブが素晴らしい。

それまでの3倍空気の抜けが早くなり、逆流防止弁がついているので扱いも楽。

私の嫌いなエアマットの煩わしさが半減しています。

あとはやっぱりパンクのリスク・・・ですね。

まあリペアキットも付属しているので心配のし過ぎだとは思いますが。

昔痛い目見たので、やっぱり心配は心配。

 

ちなみに、258gとほぼ同じ重量でクライミットのイナーシャというマットもあります。

KLYMIT(クライミット) エアーマット イナーシャXフレーム InertiaX Frame 保証 (日本正規品)

こちらも評判は良いのですが、シュラフのロフトを生かして保温する仕組みなので、厚めのボックスキルトの様なシュラフでないとコールドスポット(熱橋)が出来てしまって寒いらしい。

まあ普通にそうでしょうね。

だから私が選んだ様な、軽くて薄いシングルキルトのシュラフだと、せっかくの構造が機能しないので、パスしました。

山と道 UL Pad 15 L

  • 重量 131g
  • サイズ 50cmx175cm D10mm
  • 収納サイズ φ14cm×51cm
  • R値 1.4
  • 素材 XLPEフォーム

続いてクローズドセルマット最軽量のスリーピングパッドも作る、山と道のUL PAD 15です。
ガレージブランドの枠を超え、今では押しも押されぬドメスティックULメーカーとなった山と道、その第一号の商品でもあります。

本当は世界最軽量を自称するMinimalist padが良かったんですが、こちらは半身タイプしかありませんので、今回は対象にしませんでした。

皆様が沢山レビューしているので使ったことのない私が今更書くことなんて意味がありませんが、とにかく軽いです(語彙力)。

軽さの理由は防音なんかに使われるXLPEフォームを表面加工せず使っている為です。

プラ系クッション材の表面加工は熱処理(様々なサーフェイスの金属を加温して押し付ける等)で作られるのですが、溶けて固まる事で強度を持たせます。

当然、気泡フォーム部分が溶けるため、断熱性は低下してしまい、つまり同じ断熱性を持たせようとすると重くなってしまいます。

ならば表面処理しなきゃいいじゃん、と思いがちですが、それだと普通に店頭に並んでいても傷がついてしまうレベルで弱いんです。

で、あえてその弱いままだしているのがこの、山と道のUL PADですね。

ちなみに、溶融部分を最低限にしてシボ模様加工をして、強度を増したUL PAD+もありますが、こちらは重くなってしまうので今回は構想外です。

 

UL PAD、かなり良いのですが、ただただ被り過ぎる

天邪鬼スピリッツを強く持つわたしとしては・・・むむむ。

寝心地が悪い、という評価もしましたが、寝心地で言えばもっと薄いクローズドセルマットでこの10年以上も寝て来たので、全然問題ないと思います。

 

・・そう、私が持っているクローズドセルマット。愛用の。

やっぱり、アレでいいや!

 

という事で何度か紹介していますが、改めて皆さんに私の愛用マットをご紹介します!

 

 

激安超軽量マット・Easycamp EVA MAT Basicレビュー

  • 重量 150g
  • サイズ 50cmx175cm D8mm
  • 収納サイズ φ14cm×51cm
  • R値 不明
  • 素材 EVAフォーム

これ、お値段1,200円です。

 


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信じられます?!

全体的に山と道のUL PADをほんの少しだけ劣化させたような商品ですが、超絶コスパ。

これぞ貧者のUlPadですよ。

 

ちなみにこれでもめっちゃ値上げしてて、私は10年以上前に400円とかそんなもんで買いました。

情報全くなかったですが、失敗したら室内トレーニング用のマット代わりにでも使おうかな、と思って。

 

そしたらこれが大当たり。

軽い、暖かい、寝心地良い。

8mmの厚みの割には腰が強いクッション性のお陰で、かなり寝心地も良いです。

ただしこれは個人の主観なのであしからず・・。

この10数年、避難小屋や車内泊も含め、何十回と使ってきましたが、不満は全く無いですね。

ただ、体感としてはリッジレストソライトよりは多少冷たいので、氷点下までが限界です。

 

デメリットは、耐久性皆無。ということです。

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表面処理は全くしていない、本体も耐久性に主眼を置いていない。

恐らく産業資材として作られていたマットをそのまま流用した商品だと思います。

しかし別に多少へこんでもえぐれても大した問題は無くて、値段が安すぎて雑に扱えるから大好きです。

なにより、これだけ雑に扱えると、テントの下にグランドシート兼用としても使えるのが素晴らしい。

 

これは私みたいな貧乏ウルトラライトハイカー(見習い)には最適ですね。

 

まあもうこれで今後もいいかあ、と思ったんですが、決まっていないバックパック次第かもしれません。

もしこいつが入らなかったり、外付けも難しそうなザックを気に入ってしまったらそもそも無理です。

そうなったらネオウーバーライトを買うしかない。

何と言ってもペットポトルサイズで250gですから!

 

最後にこのマットが売ってる、皆さん御用達のtradeINNのリンク貼っておきますが、アフィリンクじゃないので買わなくて結構です!!

www.tradeinn.com

皆さんはアマゾンでネオウーバーライト買ってね!