カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

アンダーアーマーはどうしてあんなにもダサいのだろうか

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皆さん、アンダーアーマーって知ってます?

実は私、多分日本で一番早くアンダーアーマーを着た一人なんですけど(大袈裟)。

まだ日本に入ってくる前から個人輸入して買ったことあるんですよね。

 

理由は、「カッコいいから」。

別に外で着る事なかったんですが、筋トレ中に着てモチベアップしたかったのと、単純にああいう機能性の高い物って昔から好きなんですよね。

 

多分、コンプレッションウェアの元祖だと思うんですが、当初、特に筋肉モリモリ系の男子に人気でしたが、2003年くらい(私の記憶が確かなら)に、「クールダウンするウェア」みたいなのが登場して、「裸よりも涼しい」と話題になって、一気に日本でも人気が売れ始めた様に思います。

 

今ではアディダスやナイキにも使われていますが、夏のコンプレッションウェアに欠かせないポリエステル立体メッシュを使い始めたのも多分アンダーアーマーです。

こういうやつ。

人にもよる、汗のかき方にもよると思いますが、本当に裸よりも涼しいです。

しかしながら昔はシルエットというかパターンが本当にエグくて、身体のラインが出過ぎてデブでは着られない、というか細すぎて物理的に着られない、という物でした。

 

まあそんなこんなで当初は途轍もなくカッコいいイメージだったんですが、今では私のこの田舎でも「オッサンのダサい服装の代表」みたいになっています。

 

アンダーアーマー、ダサくなっちゃったのね・・・。

[アンダーアーマー] ペナントジャケット2.0(トレーニング/ジャケット) 1322139 ボーイズ GPH/BLK YMD(140)

[アンダーアーマー] アウター(ジャージ) UAアーマーニット ジョガーパンツ トレーニング メンズ Black / / L

ダサくなって・・・いないだと・・・!?

 

そうです、ダサくはなっていません。むしろ以前よりカッコよいのです。

 

じゃあなんでダサい服装の代表みたいに見られているか、というと、「腹の出たオッサンと小学生が着ているから」ですねきっと。

 

どこから来たのか、といったら間違いなく「野球の好きなオッサンと小学生」だと思う・・・。

しかしアンダーアーマー側は多少はシルエットが太くなったとは言え、ウェストの細さに対する要求は変わらないので、余計に腹が強調されたアンダーアーマーおじさんが町に増殖するという悲しい結果に。

 

そう考えると、アンダーアーマーが読売ジャイアンツとスポンサー契約したのは果たして良かったのか悪かったのか・・・。

 

ですから現在では高校生には嫌われているようです知らんけど(参考:好きなスポーツウェアランキング(高校生)

 

私もウェアの作り方を見るとカッコいいな、良い作りだな、と思うものは沢山あるんですが(特に防寒トレーニングウェア系)、「あの腹の出たオッサンたちと被ったら嫌だな・・!」と思って買えないわけですよ。

禿げかけたランニングおじさんとしてはそう思うわけです。

 

でもウェアは今でもカッコいいですよ、ホント。

靴はアレだけど。靴はアレ。

 

そう考えると、ホカオネオネとかどうなんですかね?

今ではホカは日本中のヒマラヤで買えるわけですが、これまであった「オシャレで高機能で最先端」みたいなイメージが「田舎のランニングおじいさんがヒザの為に履いている靴」みたいにならないか心配です。

 

逆にOn(通称ちくわシューズ)なんかはそのあたりセーブしていて、「ダサい人は着ないで結構です」みたいな空気をまとい続けているので安定して残りそうです。

 

オン(オン) ウェザージャケット 104.00297 (ブルーグレー/S/Men's)

やっぱりウェアはとことんカッコいい。

まあそんな雰囲気をまとっていたホグロフスという登山ブランドは日本から撤退することになっちゃいましたが・・・。

アシックスの持ち物なのに。

[ホグロフス] ソフトシェル [リミテッドコレクション]ハイブリッドストレッチジャケット/Hybrid Stretch Jacket Earth Green S

ホグロフスこそ、機能性、デザイン、イメージ、どれをとっても非の打ちどころのないブランドでしたが、この値段になってくると我々庶民からすると愛せるブランドじゃないとお金出せないんですよね・・・。

 

でないと、「似たようなのでもうちょっと使いやすくて軽くて値段半分でモンベルにあるな」ってなっちゃう。

 

モンベルも主要顧客がおじさんたちという呪いを抱えていますが、よく考えたらこれから中高年ばかりが増えるので、むしろ安泰と言えそうです。

それでも山を走るランナー向けの商品は切り離して一つのブランドにして欲しい、シルエット的にも。

 

以上、40代~50代の保護者イベントの勝負着がアンダーアーマーになってるおじさんが5割くらいの田舎町からお送りしました。