カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

雛人形と五月人形という文化、必要ですか

本題に入る前に、とりあえずこの画像を見てほしい。
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これ、お尻の部分に電池を入れる場所があって、そこに被せてある生地がペロリ、とめくれて、面ファスナー同士がくっついてこうなる。

わざとではない。いつもこうなっている。

この表情と併せて、まるで完全な変質者である。

 

さて本題。

先日、五月人形を買いました。

五月人形、と言っても、今は兜飾りが主流だそうで。

五月人形 K136兜上杉謙信ケース飾り 丸形ケース

こういうやつです。

被れるものとかもあったりするんですが・・・あ、また最初のクマちゃんの話題にもどっちゃいましたね。スミマセン。

 

とにかく、兜飾りを探していたんです。

妻の実家が買うのがしきたりらしく、お金を渡されたので、探していました。

うむ。

相場は2万円~5万円くらいでしょうか。

多分、私たちが子供の頃は3万円、5万円、10万円という松竹梅でしたから、ここにもデフレの波が来ているんですね。

 

昔は源頼朝、足利尊氏、徳川家康の兜がほとんどだった記憶があるんですが、今は空前の戦国時代ブームらしく。

戦国武将の兜ばっかりですわ。

でまあ、その中から色々と選んでいました。

妻「真田幸村は?」

私「結局何にもしてない奴や」

妻「伊達政宗は?」

私「親父ぶっ殺したヤツやな」

妻「上杉謙信は」

私「人を浚って外国に売っとったヤツや」

 

こんな感じで決まりません。

当然です。

戦国時代の武将なんて、モラルと命の価値が崩壊していた時代ですから、子供に買ってあげたい、縁起の良い武者なんてほとんどいません。

 

色々と探しても、結局はモデルの武者は今の価値観で判断するとロクなヤツがいないので、単純にデザインで選ぶ事にしました。

こんな感じのヤツ。

 

あ、言っておきますけど、私はファミコン信長の野望全国版の頃からの戦国ファンなので、大好きなんですよ、戦国時代は。

ただ、子供の五月人形なら、昔ながらの神武天皇とか金太郎とかでいいと思う。

もしくはもう、さるぼぼでええやろ。

飛騨のさるぼぼ NO.9 (赤:さるぼぼ柄)

 

かわいいでしょ?

 

で、うちは上が女の子たちなので、雛人形も家にあるんです。

 

・・・邪魔じゃね?

 

いや、邪魔ですよ。

今の住宅事情に見合った風習ではないと思う・・・。

 

そもそも、あんな立派な雛人形、五月人形なんて昔は一定以上の家格の武家か帯刀許されるレベルの豪農しか持ってなかったはず。

いつから日本人はみんな武家になったよ?

みんな武士道とか好きですしね。

 

明治維新で武士道は農民の大和魂に負けたのに、未だに武士を崇め奉るのは意味不明です。

私は江戸時代も大好きなので、関連書籍もたくさん読んできましたが、武士なんて、今の公務員と大企業社員のダメなところを煮詰めたような感じですよ、たぶん。

 

ただ、これ、なんか良いものなんですよね。

一年に一回、こういう無駄なものを引き出してきて、子供たちがちょっとだけ喜ぶ。

こういうのって、なんか良いです。なんか良い。

死ぬ瞬間って、こういうどうでもいい事を思い出しながら逝くんだろうな、という気もする。

そう考えると、金銭的には損ではないと思います、どちらも。

 

ただ、邪魔じゃね??これならトレッドミル買った方が良くね???と思った次第です。

 

あ、最後に言いますけど、直江兼続が好きな方。あの兜は、ホントだっせーから止めた方がいいですよ、後悔しますぜ!