カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

トレランのショートレースについて

ちょっと以前から考えていた事をまとめます。

ショートのトレランレース。

20キロ以下、だいたいトップ選手が2時間度で帰ってくるレースの事を想定しています。

そのあたりの事を話したい。

 

 

ショートレースの楽しさ

家族と参加できる

ショートだとすぐに終わるので、家族がちょこっと遊んでいる間に帰って来ることが出来る。

という事で、家族が応援に来てくれる確率がぐーーーーっと上がります。

こっちとしても待たせる時間が長いレースに来てもらうのは気が引けるもの。

しかし、2,3時間であればそれもさほどではないです。

そしてスタートで家族の声援がある、ゴールで家族が待っている、と思うと、走っている間も頑張れるし、ゴール後も労ってもらえるし。

 

正直優越感を感じますしね、ゴールに家族や恋人が待っているとww

 

ゴール後、妻に背中を拭いてもらっていた時はこの上ない優越感を感じました。

応援する側も、この短さならイベントとして許容出来るので、楽しいみたいです。

 

とっとと終わるから観光出来る

で、そのレースが終わったあと、観光する時間が持てるんですよね。

地元としては、朝から晩まで走られて、そのまま帰るよりもずーーーっと嬉しいと思います。

トレランのレースは地元にお金が落ちない。

私の地元だとラリーとかハンドクラフトのイベントとかやったりしますけど、小規模でも全然お金落ちます。

そもそも、レースやるのに屋台が出ないような経済効果しかないというようなイベントをやりたがる自治体がどれだけいるのか、と。

恐らく、いや、どう考えても、宿泊費抜きだったら、ショートレースの方が経済効果はあると思う。

 

単純に辛くない、楽しい

そしてレース自体も、2時間程度だったら単純に楽しい!楽しい、景色がいい、自然がいっぱい!なんて思っている間に終わってしまいます。

辛い、なんて思う暇なく。

これがロードのハーフマラソンとかだと、私はずーーーっと「今すぐ走るのやめたい、辛い」と思い続けて終わる。

 

それがない、トレランレースはホント不思議です。

正直なところ、一番楽しいのはショートのレースだと思う。

どんなに追い込んでも、ケツが割れそうでも、心臓が破裂しそうでも、差し込みが辛くても、すぐに終わると思うと、楽しいんですから。

しかし当然、ショートレースも良い所ばかりではありません。

 

ショートレースのちょっと残念なこと

ロードのランナーが表彰台独占していく

一番、なんだかなあと思うところ。

実業団の選手や大学の陸上部が参加されると、上位に必ず食い込んできます。

ショートレースは初心者向けの簡単なコースが多く、テクニカルな場所が少ないからです。

雨が降ってドロドロになった某レースだと私も10位以内に入った事がありますが、そういう事でもない限り、マラソンを2時間30分とか40分とかで走る人に私が勝てる事なんてまずありませんから。

もちろん、彼らが悪いわけでは無いですが、なんだかなあ・・という気持ちになるww

正直なところ、トレランのトップ選手が、ロード主体の選手にトレイルランニングと冠したレースで負けるところは見たくないのですよ・・・。

 

誰も注目していない

ショートのレースの結果なんて、だーーーーれも気にしていない。

例えば上位に入ったとして。

トレランやってる人に自慢しても「ショートでしょ?」で片づけられる。

トレランやっていない人に自慢しても「はあ・・・。で?」って言われる。

トレランの中でも特に不人気のカテゴリーだと思う。

 

若干見下されている気がする

レース会場で、なんか見下されている気がする・・。

多分気のせいですけど凄いそんな気がするwww

 

というか、なぜかトレラン界隈って、「長ければ偉い」みたいな風潮があって、これは嫌いです、私。

誰もが長い距離をやりたがっているわけじゃない。

100マイルレースがやけにもてはやされますが、正直なところ、魅力に欠ける100マイルレースなんて無料でも走りたいと思わないです。

 

おんたけ100マイルや彩の国100マイル、信越五岳(これは100マイルでなくても良い)なんかはいつかは走りたい、と目標にしていますけどね、タイミングが合えば!

走れるかどうかも分からない私が言うのもなんですが。

 

 

話は戻りますけど、ショートレースこそ、トレランの裾野を広げる良いレースだと思います。

出来ればもっともっとテクニカルにして、「やっぱトレランは違う!」と思わせるようなレースが出てくると嬉しいです。

スパルタンレースと組み合わせても楽しいかもしれませんね!