カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

地図読みが出来ない登山者が増えている

寒い。寒いです。

寒い夜に布団の中、幼児を抱きしめて寝るのは人生の最上の喜びの一つだと思う。

赤ちゃんが最高だけどあいつらはすぐに逃げていくからな、ゴロゴロと寝返りをうって。

 

で、最近会社のお偉いさんたち、会社の登山サークルの方々とお話をしていて驚いたのが、「紙地図とコンパスで自分の現在地を把握しようとした経験がない」という話。

しかもその場に4人いて、4人とも経験がなかった。

その方々、この4~7、8年で始めた40歳くらい~63歳までの方々なのですが、誰一人経験がなかった。

凄い時代になったもんだ・・・。

でもよく考えたらわたしも、この2年は少なくとも、紙地図で現在地を確認したこと、一度もない・・・!

正直、地図アプリがあると手間と時間と信頼性が段違い過ぎて。

使わなくなってきた登山技術ナンバーワンだ、地図読みは。

 

私が登山始めた10,11年前、スマホなんてアイフォンが出たての頃で、若者はともかく、中高年は一部の人しか持ってなかった。

 

当時はまだ地図読みは登山に必須も必須、生存能力として欠かせないスキルでした。

 

地図読みの注意点として色々とあって。

・国土地理院の25000分の1地図を持っていこう

25000分の1地図じゃないと表記しきれない細かい地形があるし、実際の地形となるべく近い地図でないと脳内で立体化するセンスが身に付かない。

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・25000分の1地図には登山地図から水場や山小屋、コースタイムなどを書き込もう

磁北線(実際に磁石が差す北は地図上の北とはずれている)をまず先に書き、必要な情報を色のペンで書き込む。この作業が楽しいし、書いていると地形が頭に入ってくるので面白いように地形を覚えられる。

 

・25000分の1地図だけではなく登山地図も持っていこう

市販されている登山地図は耐水加工がされているから雨でも安心。コピーした、コピーしてきた国土地理院の地図は雨に濡れると瞬殺です。無くした時もどちらかあれば生きて帰れる。

 

この様な事を言われていました。

実際の地図読みの技術・・・地図読みは小学生の時に授業で習いましたよね?

等高線の見方から地図記号、地図は回さない、とか。

あの知識ベースで山で実践していけば困る事はないと思う。

かなり簡略化されていますが、現在の小学生のウチの娘も習っていました。

 

昭和のあの時代、授業で貰った地形図持って山に徳川埋蔵金を探しに行ってたのは私だけではないはず!!

実は今も山に行くと探しちゃいます、それっぽい地形がないか!

ないけどさ。

 

ただ紙地図とコンパスで、突然現在地把握しろ、といわれても結構な手間が掛かって、A地点でピークや特徴的な地形と、その方角をチェックして、130歩進んでだいたい100Mだから、あ、やっぱりこっちの尾根にいるわ・・・。

みたいな事をしないといけない。

 

道に迷ってからだとこの作業が困難を極めるので、現在地は10分ごとにチェックしたりしていました。

道に迷う前なら一瞬で把握できますからね。

 

でも最近、山で地図を広げている人なんて暫く見ていない。

以前は稜線に出たり、チェックポイントにたどり着いたら、地図を広げている人、沢山いましたよね??

それが普通でした。

スマホのアプリいれていたらそんな手間とか全部いらないもんね。

そりゃあ、最近始めた人は地図読みなんかやらないよ。

 

低山の山行なんて、現在地が訳わかんなくなって1時間くらい引き返した事もあるし、その山に詳しい人が一緒じゃないと地図あってもたどり着けない、とか本当に有ったんです。

わずか7,8年前ですよ!?

 

今は地図アプリとSNSのお陰で、人気のない知らない低山だって怖くなくなったし、リアルタイムで山の状態も知る事が出来るし。

最近始めていたら、私も「チズヨミガー、チズヨミガー」なんて言っている私みたいなおじさんなんて無視していただろうな。

 

だって、スマホが有ればいいもん。実際に困らない。

地図は、山に行く前に穴が開くほど眺めればいいと思います。最悪、どの方向のどの尾根に逃げれば林道がある、とか遭難計画を立てていれば、意外と帰ってこられるものです。

 

でも、スマホのバッテリーが切れたら?故障したら?やっぱり予備バッテリーやモバイルバッテリーは必須か。

最悪どうにもならなくても、登山届を出して家族に行先とタイムリミットを伝えておいてココヘリに入っていて捜索までビバーク出来る装備を持っていれば助かるのでは。

 

ちなみにココヘリの回し者ではない。

あいつら、キャンペーンのPRしてやったのに落選させやがったし、悪いヤツらですよ!

 

地図とコンパスなし、地図アプリなし、登山届無し、というストロングスタイルな人も時々いますけど、そういう人は遭難からの生還体験談なんかでは出てこないんですよね。

なんでかな?

なんでかな???

 

そしてアプリはジオグラフィカがオススメです。

なんか面倒!という方はYAMAPかヤマレコMAPか山と高原地図アプリで良いと思う。

 

でもどうしても心配性な私は紙地図も持って行っちゃうんですよね・・・。

軽いので、最後の最後の蜘蛛の糸になる可能性を考えると、持っていってもいいんじゃないか、と思っています。


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多分また、21時すぎると更に値引きが増えるので、そこまで待ってみて下さい。

 

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