カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・マラソンの雑記。頭のちょっと変な人用。

登山中、熊に遭遇したら。そしてその対策。

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皆さん、クマに会ったことがありますか?

私は遠くから見た事があるのを入れれば、3度あります。

そのうちの一度は、距離で20~30M程度での、突然の邂逅でした。

 

先日も言った空木岳からの下山路、ウサギ平から伊奈川ダム駐車場に向かう林道の間。

夜8時くらい、駐車場まであと少し、というタイミングで会いました。

 

ヘッドライトの光に反射した二つの目が光っているので気付きましたが、最初は「カモシカかな?」なんて思っていたんです。

その直前に、カモシカが林道を横切っていったので。

しかし、その二つの目が急にむく、っと高い位置に移動した。

そう、立ち上がったのです。

 

私は驚いて、ヘッドライトの光を最大にしました。

すると、やはりクマ。完全にクマでした。

大きさは恐らく身長150cmくらいだったと思います。体長で言えば120cmくらい?

「小さいなwww」って思うじゃないですか?

でもね。アレは無理。

多分ボブサップでも無理じゃないですかね?マークハントか・・いや、レイセフォーの方がいいかもしれません。

でもなんだかんだ言って総合ではグレイシーが強いと思いますね。

やっぱりヒクソンか。

ヒクソンなら勝てそうです。

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話を戻します。

驚いた私はヘッドライトを付けたり消したりするけど、ヒクソンはピクリともしません。

むしろ一歩近づいてきます。

明らかにこちらに興味を持っているか、威嚇しているか。

私は焦りました。左側はガケの登り。右側は川に落ちるガケ。どちらにも逃げたら追い付かれること必至。

 

そして閃きました。

数日前、NHKでやっていたドキュメンタリーを!

チンパンジーの群れがヒョウを追い払うのに、投石をしていたことを!

 

すぐに足元の石を拾って投げました。

1投目、2投目。近くには落下していますが、ヒクソンは全然逃げません・・。

これはダメか?

そう思った3投目。こぶし大くらいの物を投げました。

するとこれが直撃!

聞いたことがない、鈍い音がしました。

 

するとヒクソンは川側のガケに消えていきました・・。(ほっ)

 

私はその隙になんとか駐車場に向かって逃げます。

走ったら追いかけてきそうなので、歩いて。競歩並みに。

車にたどり着くまでのこの時間、本当に恐怖でした。

 

でも今考えたら悪い事をした。ゴメンよ、ヒクソン。

 

 

という経験がありました。

以来怖くて、怖くて。

他に木の上からクマが飛び降りるのを見たこともあります。

上にもいるのかよ・・・。と思いましたw

爆竹を持ってみたり、熊鈴を持ったりもしますが・・・。

 

今は、トレランでも必ずナイフを持ち歩きます。

 

「ナイフで熊なんか殺せねーよwww」って思いますが、襲われたときにナイフがあるかないかは、生存率が結構変わると思います。

逆に素手で熊を退治出来るのかよ・・。

まあお守りです!

 

近年、熊の生態が多様化してきて、人間を恐れないクマ、人間を襲う熊、果てには人間を食べる熊まで出てきました。

 

登山と熊について語る時、「クマはこういうものだからクマに出会ったらうんぬんかんぬん」とかいう人が必ずいらっしゃいます。

 

でもね、雑食性の動物は、その住む土地で生態が全然違うだけでなく、個体差も非常に大きいそうです。

 

昔、星野道夫さんという有名な写真家の方がいらっしゃいました。

その方はアラスカでコディアックヒグマやハイイログマ(どちらもヒグマの亜種)を長年撮影してきた方で、生態を隅々まで理解していたそうです。

しかし、日本のテレビ番組の撮影でロシアのヒグマを撮影に行ったとき、「ヒグマはテントの中にいれば絶対に襲ってこない」と語っていた星野さんの考えは残酷に裏切られ、テントの中で、ヒグマに食い散らかされた姿で発見されたそうです。

因みに、この前日にテントに近づいたクマに対して、ガイドがクマよけスプレーを使用していますが、クマには届きませんでした。

そりゃそうだ、瞬時に風向きを確認して近距離まで近づいて狙い撃つ、なんて芸当出来るわけないよ・・・。

 

このテレビ番組、星野さんが亡くなられた直前の日までの分が放送され、私も見た様な記憶があります(定かではない、曖昧です)。

 

ゴリラなんかもそうなんですが、雑食性の大型生物は単純にひとくくりに出来ない生活様式があるみたいですね。

 

だから熊鈴で人間を認識したら逃げていく熊も多いだろうけど、近寄ってくる熊だっているのでは?と思います。

 

あ、そういえば熊鈴ならしていたのに先日の山行ではウサギ寄ってきたな・・・。

ウサギですらこうだから、クマなんかもっと気にしていないのかもしれません。

 

よく知ったかぶって、「こんな高い所にクマなんかでないよwww」とかいう人。

「この辺はクマなんかでないよwww」っていう人。

 

クマって、メスの争奪戦に負けたり、母親に追い出された直後は、フラフラ遠くまで行くそうです!

そんなクマに出会わないという確信は?

確信なんて持てないんじゃないのかな。

 

今は3000mくらいでも、真夏ならニホンザルを目にします。

それなのにクマが高山にいないという保証はない!

 

 

なんで突然このクマの話をしたのか、というと、我が町の民家周辺でクマが昨日出たので、保護者は登校時に見守り活動を行え、と緊急連絡が来たのです。

 

ちょwww出会ったらどうしろとwwww

いや、私はまだいい。

 

見守り老人クラブのお爺さんたち、むしろ逃げて!!

 

まとめ。

私が思う熊に対する対策。

  • クマ鈴 → 効果があるヤツもいるが寄ってくるヤツもいる。
  • クマよけスプレー → 普段から練習が必要。あと使用時の度胸!
  • ナイフ → 最後の最後に差し違える覚悟で。運が良ければ生き残る。
  • 投石 → ベスト!逃げない奴にはこれしかない。相手と距離が詰まってたらヤバいかも。

 

逃げないクマに対策なんて取りようがない。

殺す気で行かないと殺されると思うしクマも逃げてくれないのでは?

あと、コレ、使えるんじゃね??と思っているのが、防犯用のネットランチャーという代物。

クマ用に網を強化、小型化すれば売れるかも??