カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

山を・・・山を舐めるな・・・

季節は秋、ハイキングシーズン。

気温も低くなり、藪も薄くなり歩きやすくなった山々。

特にこの時期は中高年や初心者の登山者が多く入山すると言われています。

ただ、この時期は日が短く、特に高山では気温が低くなれば氷点下まで下がる事も多くなるので、決して甘く見れる時期ではないと思います。

道に迷ってヘッドライトも持たずに夜を迎えてビバーク装備無し、防寒着貧弱。

ああ、想像しただけで凍える、泣きそう。

 

 

そして、今週は遭難に関して気になるニュースがいくつかありました。

県警察本部によると福島県内では過去5年間に328件の山岳遭難が発生し、月別では10月が64件71人と最も多くなっている。

遭難の主な原因は道に迷うことや転倒で、遭難者の約9割が40歳以上の中高年ということ。

また遭難者で捜索時に活用される登山届を提出していた人はわずか9%と、大半が届け出をしていなかったということです。

 遭難者の9割が中高年、遭難者の9割が登山届を出していない!!!

上の記事は福島県の山岳のニュースですが、全国でもさほど変わりはないと思われます。

 

・・・山を舐めるなおじさんになっても良いですか・・・?

 

(いいよ!)

 

こいつ・・・心に直接・・・?

 

では山を舐めるなおじさん劇場の始まりです。

 

ええと、登山届は出そうよ。

居場所が分からない人の捜索、とってもとっても大変だそうです。

 

遭難者の家族「だいたいこの辺の山に行きました!」

 

警察「無理や・・・まず車から探さな・・・。」

 

その捜索費用、岐阜県や長野県みたいな貧乏県の税金で賄われているんだよ・・・。

登山届、オンラインでも出せる(コンパスや各県警のHP、メールなど)ので、ホント出して。

 

敢えて言わせていただくと、都会から田舎に来て、ケチって地元にお金も落とさず、登山届も出さず、山を甘く見て遭難する人とかはスカイツリーでも登っててくれ!

 

つまり、山岳保険は保険会社の負担が限りなく少なく、ほぼ丸儲けに近いということだ。

増えていく一方の山の事故。その救助活動を支えているのは税金だ。

それも、主に首都圏から来て事故を起こすハイカーの救助費用を支払うのは、その山のある自治体市民、特に多いのが長野県民、というようないびつな形なのだ。

 

田舎の、地方の美味しいトコだけ齧って帰らないで。

クソ底辺な私だって行く山域の地域にお金を落とすように心がけています。

 

帰りになんか買ってけや。

木の食器とかいるやろ?ん?孫の手は?

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とりあえず蕎麦に特産品練りこんだからこれも買っていけ。

あと、このお菓子も美味いで!白い恋人にそっくり?気のせいや。

あとこの漬物な。これ不味いけどオススメやで。

飯は食ったか?とりあえず牛肉焼いてご飯に載せたからこれとうどんのセット食っとけ。

デザートに五平餅やな。あと変なもんをおやきに入れてみたから、コレは家族に持っていったれ。

 

途中で腹もへるやろ?蜂の子も買っといたらええ。

あとコレも買っとけ。ん?ブドウ虫や。

ああ、釣りの餌や、よう知っとるな?

大丈夫や、魚が食えるんやから人も食えるやろ。

 

 

それかふるさと納税してね。

ちゃんと脂身多めの肉送るから。


世田谷区とか多摩とかの人口多いのに会社が少なくて税収少ないところは勘弁してやろう。

そこはちゃんと自治体に収めてくれ、子供たちの為に。

 

そして、御高齢の方は更にお気をつけ下さい。

・9月24日、北アルプス白馬岳で、単独で入山した57歳の男性が、大雪渓ルートを下山中にスリップして転倒、負傷する山岳遭難が発生。・9月24日、北アルプス焼岳で、単独で入山した64歳の男性が、上高地へ向けて下山中に転倒して負傷する山岳遭難が発生。

・9月24日、北アルプス常念岳烏帽子沢で、渓流釣りのため単独で入山した77歳の男性が、日没のため山中でビバークした後、疲労などにより行動不能となる山岳遭難が発生

・9月26日、苗場山で、仲間と3人で入山した70歳の女性が、登山中に疲労および体調不良により行動不能となる山岳遭難が発生。

・9月26日、北アルプス奥穂高岳で、仲間4人と入山した70歳の男性が、ザイテングラートを下山中に足を滑らせて滑落・負傷する山岳遭難が発生。

・9月27日、北アルプス白馬岳で、65歳の男性が、宿泊中の山小屋で何らかの疾患のため行動不能となる山岳遭難が発生。

・9月27日、北アルプス涸沢で、仲間と4人で入山した77歳の男性が、涸沢から横尾に向けて下山中に体調不良により行動不能となる山岳遭難が発生。

・9月27日、志賀高原裏志賀山で、仲間と4人で入山した69歳の男性が、疲労により行動不能となる山岳遭難が発生。

・9月27日、戸隠連峰高妻山で、単独で入山した78歳の男性が、高妻山から大洞沢の登山道を下山中に道に迷い、行動不能となる山岳遭難が発生。

・9月28日、北アルプス岳沢で、単独で入山した61歳の男性が、重太郎新道を下山中に足を踏みはずして滑落、負傷する山岳遭難が発生。

 登山届をしっかり出して、出来ればココヘリにも入って!あと身体もちゃんと鍛えて。

もし他人のあなたが死んだら、我々と我々の子供たちの年金負担が減るから凄い嬉しい!

です。

是非じゃんじゃん死んで頂きたい。

 以前にも記事にしましたが。

 

 でもね、考えてみて下さいよ。

変わり果てた姿を見るお子さん、お孫さんの気持ちを。

死体が発見されずに苦しむ奥さん、旦那さんの気持ちを。

 

何もせず、家にこもって不健康になって国家の医療費圧迫するより、元気に山々を歩き回ってくれる方が、我々現役世代も嬉しい。

みんなハッピー。

 

だからもっとみんなが幸せになる様に、登山届とスクワットとプロテイン!

忘れない様にしてください。

 

あとブドウ虫をしっかり食べて、東京に帰ったら世田谷のグルコサミン畑をしっかり耕して下さい。

 

 

 

今日だけ山を舐めるなおじさんがお送りしました。