カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・マラソンの雑記。頭のちょっと変な人用。

シティーランナーがトレイルランニングを始めるにあたって~初めての山行編

 初めての山行。

 

まず、選ぶ山ですが、多くのトレイルランニング向きのトレイルが紹介されています。それらは「走れるトレイル」であることが多く、そういったものをまとめた書籍を参考にするのも良いでしょう。

ただ、残念ながら関東、近畿だと走りやすいトレイルコースは人気が集中していて、人が多く、山ならではの楽しみは少なくなりますし、人が多い分、加害者になりやすいので、私はオススメ出来ません。

自分が急停止できるスキルも無く、スピードもコントロールできず、マナーもまだあやふやな状態で、走れるからと人気のトレイルに行くと、他人へ迷惑かけるだけではなく、事故に繋がります。

 

それよりも、少し遠征して、旅行がてら、自然歩道や古道探索がオススメです!

例えば東海自然歩道中山道のランニングです(ただの地元びいき)。

 

まずはじめてみるには、以下の様な特徴のトレイルが良いと思います。

・エスケープしやすい(車道に沿ったトレイルや車道が近くにあるトレイル)

・そこそこの人がいるトレイル(道迷いが少ない、万が一の時に助けて貰える)

・周回ではなく、往復のトレイル(危険が少ない)

 

また、高度のある山であれば高山病や急激な気候変化、山によっては獣との遭遇が有ったりするので、その山の情報はしっかりと仕入れていくのが良いと思います。

ただ、ヤマップで毎週末山行の報告が有るような山ならば、よほどの事が無い限りは、危険は少ないです。

装備さえ、しっかりしていけば、ですが。

 

出発前に

山であれば、登山口駐車場があることがほとんど。ここには駐車場だけではなく、トイレのあるところが多いので、そういった場所を選んだほうが便利です。

徒歩であっても、出発前・下山後にトイレや水道があるというのは本当に安心するし、いろいろと重宝しますから、トイレのある場所からスタート、というのが良いでしょう。

また、私は長丁場になる時は、必ず出し切ってからストッパ(下痢止め)を飲んでからスタートします。

そうすることで4,5時間はトイレの心配がなくなります。

それ以上の長さの山行の場合は携帯トイレを持っていきますが、トレランでは未だ使ったことがありません。

 

出発前には必ずエネルギーを取っておきます。しっかりとした朝食でも良いですし、そうでなければ直前から行動食を食べ始めます。

服装は、走り始めればすぐに暑くなりますから寒いくらいでちょうど良いです。

とにかく防寒着は濡らさないようにするのがセオリーですから、寒くても汗で濡れるような危険は避けます。

 

行動中の補給

マラソンのレースよりもずっとこまめに栄養補給をします。

ひっきりなしに行動食を食べる人も多いです。

その場合は、トレイルミックスや柿の種をボトルに入れ、取り出しやすくするのが良いです。

 

基本的にはマラソンの補給と一緒で、水は多めに、エネルギーは1時間に100kcal以上取ります。

別にタイムを競う訳でもないので、自分の好きな食べ物で構いませんが、チョコ系は溶けるので注意。

だからアメリカ人は溶けないM&Msをトレイルミックスに入れているようです。

 

最悪なのは、トイレが心配だから・・と、食べない・飲まないと、ぶっ倒れます。

女性が登山中に行動不能になるのは、ほとんどがこのパターンです。

もっというと、雪山の女性の滑落もトイレ関係が・・・。

 

軽量の折りたたみ傘があると、女性には色々と安心かもしれません。

 

 

歩き方・走り方

トレイルランニングといっても、登りは歩いてもかまいません。トップ選手であっても、山域を走るトレランで全行程を走り切るなんてそうそうありません。

私の場合は、走れるところは走る、キツくなってきたら歩き20歩走り20歩を交互、それも無理なら早歩き、勾配が急なら足を手で押して登っていきます。

細かなテクニックは、以下の動画が分かりやすいです。

荒木選手が出てきます。

youtu.be

因みに、体力は3割程度は残すつもりで下山してください。

でないと道迷いなどに対応出来ませんし、迷った場合に引き返したくないから・・・とさらに突っ込み、遭難することが多々あります。

単独行の方は、単独行遭難という本を読んでみて下さい(多分だいたいの公立図書館にもあります)。遭難に至るメンタルが、非常に参考になります。

 

トレイルでの安全マナーとルール

山ではいくつかの共有マナーとルールがあります。

 

登り優先

安全の為。下ってきた人間がそのままの勢いで人に当たると、危険なので登り優先がルール。

トレランの場合は、登りだろうが下りだろうが絶対に走りながらすれ違わないこと。

下りの場合は完全に止まる。譲り合いになってもトレランが止まる。

体力がある元気な我々が譲る。下界と一緒です。

譲る場合は山側に立たないと、相手がよろけた場合なんかに、弾かれて危険です。

 

群れない

大人数の場合は、パーティーを分けてせいぜい4,5人のパーティーで固まって行動します。

バラバラに十数人もとすれ違うと、相手は困りますし、非常に迷惑です。それに、細かいパーティーに分けないと、意思疎通が難しいです。

 

挨拶をする

挨拶は、山の場合はこれからすれ違う・追い越すという合図でもあり、お互いの確認でもあります。万が一の際、捜索の手掛かりになりますので、必ずします。

年配の方だと挨拶が帰ってこない事も多いですが、恐らくお耳が遠いです。それはそれで仕方がないので、以降もめげずに挨拶しましょう。

ただし、観光客がたくさんいるような道は別です。

 

登山道から踏み外れない

単純に危険です。崩れる場所もある、雪でなくても踏み抜く、古い鉄柱が刺さる、など、山は危険でいっぱいです。環境保護という側面もあり、ルールでも定められている場所がほとんどです。

ただ、私見ですが、こんな事をうるさく言うより、入山前に靴の裏を洗うほうがよほど環境保護になると思いますけどね。

 

その他、煩くしない、ゴミを捨てない、植物を採取しないなど人間として最低限のマナーはあえてここでは上げません。

 

トラブル対応

いくつかの私が体験したトラブルをご紹介します。

凍結した雪渓

7月、木曽駒ヶ岳に福島Aコースから入山。例年通り、雪は無いものと決めつけていたら、凍結した雪渓が。アイゼン・ピッケル・ザイル無しで必死にトラバースしたが、その先も同様の雪渓が続き、引き返す。帰りも必死。

 

ナイトハイク中、熊と遭遇。何をしても逃げず、投石が当たったようでやっと逃げる。

こちらが風下だったから匂いや音が届かなかったか。

 

川の増水

登山道を横切る川が増水。無理して渡ったが、帰って着てから調べると、前年に同じ境遇で死人が出ていた。

ヒル

雨あがりの川沿いの藪漕ぎ中、足がチクチク。しばらくしてズボンをめくってみると、無数(20匹ちかく)のヒルが・・・。いまだにこれが一番の恐怖体験。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

すこし詳しすぎる&わかりにくかった気がするので、最後に三行でまとめます。

 

ちゃんと多めの水と、雨具を持って、ルールとマナーを守って、人がちょいちょいいるトレイルに、時間に余裕を持っていく事!

以上です!山を楽しんでください!

 

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