カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

トレランレースで必携品を持たないのは是か非か

ハセツネ30kで少し話題になった表題の件。

必携品チェックはトップランナーだけ、という大会も有り、雨具やコンパス、水などを持たないランナーもいるとか。

また、チェックがあっても水をスタートしてすぐ捨てる、とか、グレー?な行為もあり、ツイッターなんかで皆様が話題にしていました。

今回、話題となっていたのは、

スタートしたら(もしくはチェックが終わったら)すぐ必携品(特に水)を捨てる、預けるランナー

です。

チェックがないから必携品を持たないランナーに関しては、ルール違反だから論外、というのが皆さん共通した意見。

しかしながら、実際にそういうランナーはいるわけで、水の容量不足、雨具が無い、コンパスが無い、どころか、水さえ持たない完全なテブラーマンにあった事すらあります!

それはそれで凄いですが。

で、スタート後に必携品を預ける、もしくは捨てる行為。

捨てるのはほとんど水なんですが。だから環境負荷は限りなくゼロ。

私は心配症なので、レースですら余分に1Lは水を持っていきます。エイドにたどり着いても常に1Lプラスアルファの水がある様に準備します。

何故って?心配だから、自信がないからです。汗かきですし。

ただ、トップランナーはどうでしょう。

僕は、自信があるならルールさえパスすれば、あとはええやろ、という考えです。

正直、ミドルのレースなら雨具も必要ないですし、行動食やコンパスもコンディションや天気によっては必要ないです。

雨具なんて走ったらどんなに透湿性能が良くてもベショベショになって、雨と変わらなくなります。風を防ぐのならウィンドシェルでいいですし。

行動不能になったときのことを考えるならツエルトの方がいいですし。

ましてや水の消費量の逆算をし、安全マージンをみたうえで不要なら、水を捨てても良いのでは、なんて思います。

ただ、そういった行為をダサい、という方の意見もわかります。

サッカーのコーナーキック時に相手のユニフォームを後ろ手で引っ張る、みたいなダサさは、なんかあります。

すこしでも有利に、みたいな。

でもきっと、それって諸外国では普通の事ですし、海外のトップ選手でもガンガンショートカットする人とかいますし。

前述の行為も、ダサいはダサいですが、逆に勝負だから徹底的にやるという格好良さはあります。

Jリーグの大久保や槙野みたいな。

ただ、一つだけ言えるのは、そういった行為は熟練かつ精鋭の選手だから出来るのであって、はじめてのトレランレースなんです、みたいな人は絶対やめましょう、ということでしょうか。

そうなってくると、初心者がまねしない様にトップ選手もやるべきでない・・・という意見もまたわかりますが、大人ですから。

初心者だからといって、考える力は平等にあるので、あとは自分の判断で、じゃないですかね。