カモシカロングトレイル

トレイルランニング・登山・ULハイク・マラソン。書き捨て御免。※本ブログはプロモーションが含まれています。

トレイルランニングのソックスは化繊かウールか問題について

最近、娘が「準備満タン!」と言わなくなって淋しいです。 「準備万端だよ?」と訂正すると、怪訝な表情を浮かべていたのが懐かしい。 感覚的には、まさに準備”満タン”だもんね、わかるぜ、娘よ。

さて、トレイルランニングのソックス。

今現在、人気なのはインナーファクト、ドライマックス、itoixでしょうか。

どのメーカーもよく考えて作っていて、様々な素材や縫製、組み合わせを使って、より快適なソックスを作ろうとしています。

ただ、やっぱりトレランは足にとって超過酷なので、専用品でもベストコンディションのまま一日を終える、というのはあまりありません。

レースならばなおの事、足はシワシワ、豆ができ、潰れ、血だらけになる、なんてことも。

諸先輩方に聞いてみたんですが、ソックスの事は意外と皆さん無頓着。

かくいう私も、最初は登山の延長で、メリノウールの丈夫なソックスを履いていました。

それだとさすがにふんばりが効かず、色々なソックスを試してみたんです。

トレランのソックスの素材は、大きく分けて2つ。

化繊かウールか、です。

化繊(スポーツ用の物に限る)なら、汗を吸い上げる能力が極めて高いものが多く、吸汗蒸発性能が高い物が多いです。

また、ヘタリにくいのでフィット感が持続する、穴が開きにくいなど、安定した性能が期待出来ます。なにより、価格が安いのがポイントです。

ただ、汗をかきすぎるとベタベタ感が出てきて、そうなると速乾性がまったく発揮できず、肌がベトベトしてきます。

また、濡れると保温性がまったく無くなるどころか熱伝導性が高まり、雪山だとこれが決定的な欠点になって使うことが出来ません。

ウール(主にメリノウール)の靴下は、汗をかいてもサラサラしてベタ付かない、水を吸わないので蒸れにくいです。

そしてやはり特筆すべきはその温度環境の安定性です。

湿度をため込まず、断熱性も優れているので、地面暑い、寒いなどの影響を受けにくく、夏でも冬でも快適です。

濡れても保温性はさほど変わらず、まさに山の為の靴下。

更にさらに、何日履いても足が臭くならない(元々、超絶臭い人はムリみたいです)。

ただ、やはり耐久性は化繊に劣りますし、高価です。

ただの山行ならウールが圧倒的に良いのですが、トレランだと自分の体温で汗が蒸発し続けられ、通気性の高いシューズがそれを逃がしてくれるので、化繊の方が快適な事も(特に真夏)。

そしてトレラン専用のソックスの中には、ウールと化繊をうまいこと織り合わせ、吸湿速乾性、保温性、耐久性など、すべての面でバランスよく高性能な物も出てきているようですが、当然高価です。

・・・レース以外ではちょっともったいなくて履けません。

しかし、やはりロングのトレランや夜間に氷点下になる地域・季節でのトレランであれば、ウールを持っていきます。

一度濡らして履いてみるとわかるのですが・・・。とにかくぜんぜん濡れた時の保温性は違うので、お試しあれ。

ちなみに、ダーンタフという絶対に穴が開かない、というウールの靴下があって、これがなんと!生涯保証なんです。

ダーンタフ Ms 1405 ブーツ フルクッション チョコレート 19441405316 M

私は重労働の交代勤務という超ド底辺労働者なので、普通の靴下だと1か月は絶対もちません。

なので、穴の開かない靴下を探し続けて、ようやくたどり着いたのがこの靴下。

試しに1足買って、3日に一度履き続けたところ!なんと!

破れました。

1年もちませんでした。

まあしかし、1年もった靴下など今までなかったので(アメリカ製のケプラー混の1万円くらいする靴下も半年もちませんでした)、充分な耐久性だと思います。

しかも、穴が開いた画像を送ったら、購入したお店で交換してくれました。

それからは、普段の山や旅行には、ダーンタフを使っています。

あと、私は甲高で、inov-8やsalomonの靴は合わなかったのですが、ワンサイズ大きめにしてアシックスのプロパッドという靴下を履いたら、超良い感じにジャストフィットでした。

こんなヤツです。

ダーンタフ Ms 1466 Mcrクルー クッション BK 19441466001 L

悩んでいる方はお試しあれ。

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